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2024年度の介護保険制度改正を気にしておきましょう


日々の介護はまったなしの連続。だから来年の介護保険制度の改正よりも目の前のことで精いっぱい。

けれど、来年の制度改正のときを迎えたら、あわててしまうことがあるかもしれません。

特にお金に関する改正には、該当者の方は大なり小なり影響が出てくる可能性があります。

私が父親の介護をしていたときに、介護サービスの自己負担額が3割になる改正が話題になっていました。

父親の年金額だと、もしかしたら3割になるかもしれないと当時私は予想していました。

 

2割負担と3割負担の境目の方は悲喜こもごもだったと思います。

あと少し年金が少なかったら2割負担なのにという境目の方は結構しんどいです。

 

私の父親は、あと少し年金が少なかったら2割負担なのに、という境目でした。

当時、父親は境目にある自分の年金額が嫌だったようでした。

父は3割負担の制度改正前に亡くなりましたが、3割負担で介護サービスを受けていたら、2割負担時代よりも支出が増えるので、介護サービスを使うのを控えたと思います。

 

在宅介護では、介護サービスの利用の調整ができますが、介護付き有料老人ホームなどの介護施設では、要介護度により月の介護サービス料金が固定されているので、2割負担から3割負担に変更になったときは、費用負担が増えるため、老人ホームを退去された方もいらっしゃったと思います。

在宅介護でも介護施設での介護でも、介護保険のサービスを利用するときにはお金がかかります。

 

来年の介護保険制度の改正案には、介護サービスを受けたときの自己負担の一部引き上げや、月々支払っている介護保険料の見直しが含まれています。

 

介護保険制度は、3年に1回、制度の改正があります。来年がその年にです。

 

厚生労働省は今年の夏までに制度改正の内容について、結論を出すことにしていますので、気にしておきたいところです。